トラキチ日記

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８月３１日・甲子園　対横浜１６回戦

長期ロード後、約１ヵ月ぶりに戻ってきた甲子園で阪神打線が爆発した。

２９日のヤクルト戦の２０安打に続き、この日は２２安打で２試合連続の
２０安打以上の猛攻。

２５日の広島戦でも２０安打しており、セ・リーグでは初となる月間３度の
２０安打を記録した。

５回までに６点のリードを奪い、腰痛のため中１６日で先発したスタンリッジを
８７球で降板させる余裕も見せた。

また、マートン、城島ら主力も途中で交代させ休養を与えた。

この試合で２安打を放った鳥谷は８月の安打数が４３となり
０５年４月に赤星が記録した月間４２安打のチーム記録を更新した。



セリーグで月間４３安打は史上４人目である。

２位巨人が敗れたために１つゲーム差がついた。

早ければ３日にもＭ２２が点灯する。

これからは甲子園での試合が多くなる阪神が優勝争いを１歩リードした。  

８月２９日・神宮　対ヤクルト２０回戦

阪神が５本の本塁打を含む２０安打１２得点でヤクルトに連勝した。

初回には先頭のマートンがヒットで出塁すると、２番平野が送り、３番鳥谷が返す
という昨日と同じ得点パターンで１点を先制すると、その後は毎回の２０安打で
１２点を奪った。

阪神の１試合５本塁打は今季６度目で、日本一に輝いた８５年の５試合を抜いた、

マートンが昨日に続き２試合連続の４安打を放つと、２番平野も３安打の猛打賞。

鳥谷は４安打で打率を３割に乗せ
５打点と打点も８２で自己最多となった。

この３人で１１安打と打ちまくったが、さらにブラゼルの３８号３ラン、金本は通算１６２度目の猛打賞で現役では最多、史上単独９位となった。

さらに城島の２本塁打と打ちまくり
今季２度目の２０安打である。

この試合は４番の新井だけが無安打で蚊帳の外であった。

苦しい先発事情のため、プロ入り初の中４日で登板した久保がハーラートップの１２勝目をあげ、最多勝が見えてきた。

昨年はＣＳ進出を阻まれた相手に大勝し、これでヤクルト戦の勝ち越しを決めた。  

８月２８日・神宮　対ヤクルト１９回戦

高卒ルーキー秋山が２度目の先発でプロ初勝利をあげた。

阪神の高卒ルーキーの白星は８６年の遠山以来２４年ぶりだ。

苦しい先発投手陣の中で１９日の横浜戦、安藤以来８試合ぶりに先発投手に
白星が付いた。

秋山は２回に１点を失うものの、粘りのピッチングを見せ５回１失点。

最終回に藤川が１失点するものの、久しぶりに安心して見ていられるゲーム内容だ。

打撃陣も序盤はコツコツと１てんずつ得点を重ね、９回には６安打を集中し５点を奪った。

１、３回には先頭で塁に出たマートンを２番平野が確実に送り、３番、４番のタイムリーと
いう理想的な点の取り方ができた。

マートンは今季６度目となる４安打で４打点の活躍。

後半戦に入り一時期調子を落としていた助っ人が当たりを取り戻してきた。

秋山が先発として一人立ちできれば、あとは能見、スタンリッジの復帰で
十分に戦力が整う。

巨人が敗れたために、今季７度目の首位に立った。

残り試合もあとわずかである、これからは一戦一戦が勝負である。

  

８月２７日・神宮　対ヤクルト１８回戦

現時点では１２球団で１番強いのではないかと思われるヤクルト相手に
今季５度目の完封負けを喫した。

ヤクルト先発館山に２塁すら踏ませてもらえず、完璧に抑え込まれた。

打線が沈黙すると、今の阪神の投手力ではまったく太刀打ちできない。

先発のメッセンジャーは３回まではパーフェクトにヤクルト打線を抑え込んだが
４回に２死からフォアボールの後に２ランホームランを打たれるという最悪の
パターンで２点を許した。

その後も追加点を許し、０－６と完敗だ

巨人、中日ともに敗れたために上位陣での順位やゲーム差に変動が
なかったことが唯一の救いである。

  

８月２６日・京セラドーム　対広島１７回戦

巨人と中日がつぶし合いをしている間に、相性のいい広島に
最低でも２勝１敗、あわよくば３連勝の期待もかかったが、
ふたを開けてみると１勝２敗で負け越した。

先発の下柳は５回もたずに４失点でKOされ、これで６戦連続で
先発投手がKOされた。

その間の先発投手の防御率は９．３６というひどい数字だ。

これではまともな試合になるはずがない。

長期ロードの成績も８勝１２敗となり２年ぶりの負け越しが決まった。

前日には大爆発した打線も広島スタルツの前に１点をとるのがやっとだ。

前田健のいない３連戦で負け越したのは今後の展開を考えても非常に痛い。

唯一の明るい材料は戦線を離れている能見がウエスタンで実践に復帰したことだ。

苦しい投手事情を考えると、能見、スタンリッジの復帰が待ちどおしい限りである。  

８月２５日・京セラドーム　対広島１６回戦

阪神が球団新の２２得点で広島に大勝した。

５回までは３－８と５点のリードを許し苦しい試合展開であった。

しかし、６回に城島の２ランで５－８と３点差に迫ると

城島健司

７回には金本の逆転満塁弾などで一挙に７点

金本 知憲

続く８回には打者１４人で９安打１０点の猛攻を見せ、終わってみれば２２－８と大勝した。

今季の阪神の特徴として、終盤に猛攻をかけ大量得点を奪うケースが多いが、この試合は
もろにそれが出た試合であった。

巨人が中日に敗れたために首位に返り咲いたが、喜んでばかりもいられない。

この日も先発の安藤が３回もたずにKOされ、先発投手にたいする不安はぬぐいきれない。

２６日は下柳の先発が予想されるが・・・・・・

なお、この試合の７回に平野が２つの死球を受け、１イニング２死球のプロ野球タイ記録となった。  

阪神が今オフの補強に向け、米オリオールズの上原の獲得を検討していることが
報じられた。

阪神は現在巨人と同率で首位に立っているものの、チーム事情、特に先発投手陣は
量、質ともに不足している。

先の巨人との３連戦もそれが原因で３連敗を喫した。

そのようなチーム事情のもと、今季でオリオールズとの契約が切れる元巨人のエースの
調査に乗り出した。

上原は大阪出身でもともとは阪神ファンである。

その上原が阪神に入れば戦力以外にも話題性や集客面でも大きなプラスになるだろう。

阪神は昨年オフにもマリナーズの城島の日本球界復帰希望の情報をいち早くキャッチし
ソフトバンクとの争奪戦に勝っている。

ただ、上原はメジャーに渡った時には既に選手としてのピークを過ぎており、
また怪我の影響もありアメリカでは結果を残せていない。

上原本人は「必要とされるのであればどこにでも行く」といっているが、選手としての
ピークを過ぎ、下り坂の上原獲得へのリスクも少なくはない。

最終的には球団が判断することであるが、今オフに阪神上原が誕生する可能性は
十分にあるのではないか。  

８月２２日・東京ドーム　対巨人１９回戦

阪神が３ゲームの差をつけての巨人との首位攻防戦は阪神の３連敗により
巨人とのゲーム差がなくなった。

この３連戦に入る前に阪神は先発投手が完全にいなくなった。

初戦の小嶋は２回もたずにKO、２戦目の秋山はプロ初登板で全くの実績がない未知数投手、
そして３戦目はこれまで２戦連続で６失点のメッセンジャーを中４日で送りだすという
緊急事態だ。

そのメッセンジャーも坂本に先頭弾を浴びるなど、３回で５安打３失点でマウンドを降りた。

その後、鶴、江草、久保田が巨人打線を無安打に抑え味方の反撃を待ったが阪神打線も沈黙。

６回以外はランナーを出すも、打線がつながらずに６安打で今季４度目の０封負けだ。

救いなのは、これまでの貯金があったために、先発投手がいないという状況の中でも
なんとか首位の位置にいることだ。

能見、スタンリッジ、下柳らが戻ってくるまでになんとか今の投手陣でやりくりしなければならない。

  

８月２１日・東京ドーム　対巨人１８回戦

阪神が巨人に連敗しゲーム差が１に縮まった。

残り試合数も４０を切り、徐々に優勝争いが激しくなってくる中で
阪神の弱点がもろに露呈された。

深刻な投手力不足によりこの日の先発は高卒ルーキーの秋山が
プロ初登板、初先発のマウンドに登った。

結果は６回４失点。

問題なのはその内容ではなく、この大事な時期に高卒の秋山を先発の
マウンドに送らなければいけないという阪神のチーム事情だ。

既にペナントレースも終盤を迎え、消化試合にルーキーに経験させる
ことはあるが、今はそんな余裕などない。

投球内容は真弓監督にも評価され、ローテ入りを決めたが、まだまだ
信頼して送り出せるレベルではないだろう。

下位球団との対戦時に余裕をもって投げさせてやりたい。

しかもまだまだ問題は山積みである。

次戦の先発もいないために、メッセンジャーを中４日で登板させるという。

しかもメッセンジャーはここ２試合はともに５回までに６失点している。

本来ならば２軍に落ちても仕方ないような内容だ。

そんなメッセンジャーに勝負を託さなければいけないというチーム事情は
あまりにも深刻だ。

２０過ぎには能見が復帰するのではという見通しもあったが、それも
いまだになされない。

このままでは優勝どころが落ちるところまで落ちてしまいそうだ。  

８月２０日・東京ドーム　対巨人１７回戦

阪神が巨人に大敗し連勝が５でストップした。

５連勝中の首位阪神と４連敗で３位に転落した巨人の対戦は
チームの勢いからして当然に阪神が優勢だと思われた。

しかし、ふたを開けてみると５－１２での大敗である。

阪神は直前の横浜３連戦で３試合連続の２ケタ得点と打ちまくった。

しかし、それはあくまでも横浜の投手陣がふがいなかったからである。

一方の巨人は中日に３連敗したが、チェン、山井、吉見が今季一番というほどの
すばらしいピッチングをしたために打てなかったが、あれだけのピッチングをされると
そう簡単には攻略できない。

この試合までのチームの勢いというのは相手チームのできに左右された部分が大きい。

しかも、阪神は解説の赤星が言っていたように深刻な投手事情がある。

先発で頼りになるのは久保一人という状態だ。

この試合に先発予定であったスタンリッジが腰痛のために登録抹消となり
その代役としてマウンドに上がった小嶋は２回持たずにKO。

２番手以降の投手が踏ん張ればなんとか試合にもなったが、その後出てくる投手も
失点を重ね、１６安打で１２失点である。

早めに先発の小嶋に見切りをつけて２番手に鶴を投入したのであれば、
鶴にこの試合を任せるくらいのつもりで続投させるべきではなかったのか。

確かに、阪神の代打攻勢は見事に決まり、桜井、関本とともにタイムリーを放ったが
そこで点数を返しても、後に出てくる投手が信頼のおけるものがいない。

となると、これまで先発ローテをになってきた鶴にロングリリーフさせた方が
よかったのではないだろうか。

阪神は結果的には５点しか奪えなかったが、それでも１３安打放っている。

打線のつながりが悪く得点は奪えなかったが、打撃陣は好調だ。

となると、やはり投手が相手打線をある程度は抑える必要がある。

明日の先発予定は高卒ルーキーの秋山であるが、この大事な時期にルーキーに
先発を託さなければいけないというほど阪神の投手事情は苦しい。

今の現状を考えると、クライマックスシリーズへの進出は間違いないかもしれないが
優勝、あるいは日本シリーズへの進出は非常に厳しいといってもいいだろう。  

８月１９日・長野　対横浜１５回戦

阪神が横浜に３戦連続の２ケタ得点で圧勝した。

阪神の先発は７月８日のヤクルト戦以来となる安藤。

その安藤が立ち上がりにあっけなく１点を奪われるが、今の阪神打線は
すぐに取り返す力がある。

５回で早くも先発全員安打で７点を奪い、ほぼ試合を決めた。

その後も攻撃の手を緩めずに追加点を加え１０－４と横浜を３タテした。

この試合で４番の新井が３安打６打点の大活躍。

新井貴浩 阪神タイガース

新井はこれで７試合連続打点となり、計８２打点でラミレス、ブラゼルに次ぐ３位である。

ちなみに４位には７４打点の城島で、打点部門は２位～４位を阪神の選手が占めている。

死のロードに入ってから負けが込んでいたが、この５連勝でロードでの借金をすべて返済した。

しかし、喜んでばかりはいられない。

この日先発した安藤はなんとか５回1/3を投げ、開幕戦以来の２勝目をあげたが、
スタンリッジが腰痛により登録を抹消された。

明日からの巨人との３連戦では先発投手がいない。

現時点で信頼のおける先発投手は久保一人という状態だ。

明日からの巨人戦は厳しいものになるだろう。  

８月１８日・長野　対横浜１４回戦

阪神が２試合連続の２ケタ得点、１１－２で横浜に連勝した。

ブラゼルが２本塁打で４打点、林が同じく２本塁打の５打点と
大活躍した。

阪神　ブラゼル

阪神タイガース　林　威助

投げても先発の久保が８回を１失点で１１勝目。

阪神タイガース　久保　康友

ロッテ時代を含め、自己最多の勝ち星をあげた。

横浜には申し訳ないが、今の阪神打線は２選級の投手では
抑えることはできないだろう。

巨人が敗れたために、ゲーム差は今季最大タイの２に広がった。  

８月１７日・長野　対横浜１３回戦

阪神が横浜との乱打戦を制し、３連勝で単独首位に立った。

阪神は先発のメッセンジャーが初回に２点を失うも、２回、３回と
横浜先発の清水を攻め、新井の３ランなどで５点を奪い５－２とリードした。

新井 貴浩

このまま阪神のペースで試合が進むかと思われたが、その裏に
スレッジに２ランホームランを浴び、５－４と一点差に追い上げられた。

５回には鳥谷のホームランでリードを広げるも、

鳥谷 敬

その裏に２点、６回にも２点を奪われ、６－８と逆転される。

しかし、これで終わらないのが今年のタイガースである。

終盤３イニングで８安打６点を奪い１２－８と逆転で試合をものにした。

ゲーム差なしで並んでいた巨人が敗れたために阪神が単独首位に立った。

しかし、喜んでばかりもいられない。

下柳の登録抹消、鶴の中継ぎ降格と先発陣のコマ不足の中、この日も先発のメッセンジャー
が４回1/3で６失点のKO。

先発投手のふがいなさをなんとか打線がカバーしているというのが現状である。

優勝争いに向けては先発投手の再編が必要だ。  

８月１５日・京セラドーム　対ヤクルト１７回戦

阪神が土壇場でヤクルトに逆転勝ちし久々のカード勝ち越しを決めた。

昼間の試合で既に巨人が敗れており、この試合に勝てば勝率で巨人を
上回ることができるという試合。

２回、３回に新井、金本、マートンのホームランなどで５点を奪い、
５－１と試合を優位に進めた。

阪神タイガース　新井 貴浩

金本知憲

マートン

阪神先発の下柳は３回までは相川のホームラン１点に抑えていたが、４回、５回と２失点ずつで５－５の
同点とされると、続く６回には西村がデントナに本塁打を浴び、５－６と逆転された。

４回以降はノーヒットに抑えれ、敗色濃厚となった８回、先頭の新井のツーベースをかわきりに
この回４点を奪い９－６と逆転した。

これでゲーム差はないものの勝率で巨人を上回り阪神が首位に返り咲いた。

ただ、喜んでばかりもいられない。

この日４回0/3でKOされた下柳の登録抹消が決定的となり、しかもこれまでローテを守ってきた鶴の
中継ぎ降格も決まった。

これで阪神の先発陣は、久保、スタンリッジ、メッセンジャーの３人だけとなった。

能見の復帰は今月末の見込みであるが、それでも先発の頭数がたりない。

安藤を先発に戻し、高卒ルーキーの１軍昇格というプランもささやかれるが、はたして。

  

８月１４日・京セラドーム　対ヤクルト１６回戦。

阪神が１０連勝中のヤクルトに何とか勝利した。

阪神先発はスタンリッジ、対するヤクルトはローテの谷間ということもあり
プロ初先発の赤川。

阪神ファンからすると、赤川って誰だ？というような投手である。

阪神はその赤川から６回までに４点を奪い、４－０とリードした。

しかし、７回にこれまでヤクルトを０に抑えてきたスタンリッジが崩れ、２失点。

続く８回には久保田がホワイトセルにホームランを浴び、１点差に迫られた。

９回はなんとか藤川が抑え、４－３と辛くも逃げ切った。

阪神タイガース　藤川球児

試合を締めた藤川は今季２０セーブ目で、これで４年連続の２０セーブとなった。  

８月１３日・京セラドーム　対ヤクルト１５回戦

長期ロード中の阪神が久々に地元に戻っての京セラドームでの主催試合で
９連勝中のヤクルトの勢いにのまれた。

先発の鶴が初回にあっけなく２点を許し、苦しい展開の試合となった。

５回には３番手の渡辺が相手投手の館山にタイムリーを浴びるなど、この回
一挙に５失点。

阪神も終盤に得点を返し、一時は２点差まで追いあげただけに、この回の
大量失点が重くのしかかった。

渡辺はこれまで中継ぎとしてフル回転してきたが、この試合の乱調で今期初の
２軍落ちが決まった。

阪神にとっては、後半戦にスランプに陥っていたマートンが３安打と調子を取り戻して
きたのが唯一の光明であった。

  

８月１２日・マツダスタジアム　対広島１４回戦

５連敗中の阪神が久々の猛打爆発で１０－６で広島に勝利し
連敗を５でストップさせた。

先発の久保が初回にいきなり４連打を浴び、２点を先制された。

いやなムードのまま１－３と広島リードで迎えた６回に阪神打線が
爆発した。

ブラゼルの死球、金本のヒットで無死１、２塁とし、続く城島が
レフトスタンドに逆転の３ランをたたきこんだ。

城島健司

続く桜井、代打狩野と連続ホームランが飛び出しこの回一挙に７点を奪い試合を決めた。

桜井　広大

狩野恵輔

阪神の３連発は、最近では０３年の５月９日、対横浜戦で、浜中、片岡、アリアスが打って以来。

その前は阪神ファンの間では伝説として語り継がれている、８５年のバース、掛布、岡田の巨人戦での
バックスクリーン３連発がある。

チームではこれまで過去７度の３連発があるが、そのうち３度が優勝したシーズンに飛び出している。

しかも、最近の２回はともに優勝している。

阪神にとってはうれしいデーターだ。

また、この日の毎回安打で２試合続けての毎回安打で１８イニング連続安打となった。

チームでは４９年以来の記録である。

１３日のヤクルト戦で２３イニング連続安打のプロ野球記録に臨む。

  

８月１０日・マツダスタジアム　対広島１３回戦

４連敗中の阪神が相性のいい広島にも敗れ今季初の５連敗となった。

結果だけを見ると６－７の一点差であるが、内容としては阪神の自滅
である。

まず１回の裏に１死１、３塁で栗原のショートゴロを鳥谷がトンネル。

併殺でチェンジのところをいきなり２失点。

３回にはブラゼルの２ランで追いつくも、４回にはフォアボール二つに敬遠で
満塁とすると、ピッチャーの篠田にタイムリー３ベースを浴び、この回ヒット
１本で４失点。

７回にはマートンのホームランで反撃に移るも、その裏にまたしても安藤が
連打を浴び追加点を許した。

阪神も粘りを見せ３点を返し追い上げるも、あと一歩届かなかった。

このブログでは既に何度も書いているが、真弓監督も本気で優勝を狙うならば
早く安藤に見切りをつけるべきではないだろうか。
  

８月８日・ナゴヤドーム　対中日１８回戦

阪神が中日に０－１０と大敗を喫し、またしてもナゴヤドームでの３連戦３連敗となった。

これでナゴヤドームでの今季の対戦成績は１勝８敗という結果だ。

阪神の連敗で迎えた第３戦は、今季２度目となる小嶋が先発した。

一方の中日は中田の先発。

両先発を比べただけでも阪神の負けは確定したようなものであった。

阪神は先発投手は５人ローテで回しており、６連戦となるとどうしても駒が足りなくなる。

その候補として、安藤、上園がテストされてきたが、結果を残せていない。

そこで、苦肉の策として小嶋を持ってきたが、４回で３失点。

その小嶋に早めの見切りをつけ、継投策に出たが、あとの投手も打ちこまれ１０点を
奪われた。

打線も湿りがちで、４安打の無得点。

５月３日以来の０封負けを喫した。

巨人、中日の６連戦を１勝５敗と、ここにきて投打がかみ合わなくなってきている。

何とか２位をキープしているものの３位中日とは３ゲーム差にまで縮まった。

本当の勝負はまだ先にあるが、ここで失速するようであれば優勝が遠のいてしまう。  

８月２４日・京セラドーム　対広島１５回戦

阪神が４連敗で首位の座から陥落した。

東京ドームで巨人に３連敗し、地元に帰って迎えた広島との３連戦。

初回に鳥谷の本塁打を含むヒット４本で３点を先制するも、先発の久保が
２回に岩本に２ランを浴びる。

その裏には１点を返し４－２でリードするも、４回にはピッチャー篠田に
タイムリーを浴び、６回にも１点を奪われ４－４と同点にされた。

同点のまま迎えた９回、阪神は守護神藤川をマウンドに送った。

しかし、藤川が嶋に勝ち越しのホームランを浴び、４－５で逆転負けを喫した。

藤川は６月１３日のロッテ戦以来の敗戦で今季２敗目となった。

打線も３回以降は広島投手陣に抑えらえ、３試合連続での１ケタ安打となった。

先発では唯一信頼できる久保で試合を落としたのは非常に痛い。

巨人が中日を下したために首位の座を巨人に奪われ、阪神は２位に転落した。